前作『誰がために鐘は鳴る』から3年振りとなるオリジナルアルバム。前年の1992年は、テレビドラマ『愛という名のもとに』の主題歌として「悲しみは雪のように」が170万枚の大ヒットを記録していたが、実質的には活動停止状態だった。全体的に重苦しい雰囲気の世界観が描かれており、『誰がために鐘は鳴る』の延長線上にある作品といえる。制作段階では2枚組にする予定だったらしいが、最終的には1枚に収められた。サウンドプロデュースは星勝と梁邦彦の二人が手掛けており、全編に渡ってシンセサイザーを取り入れている。また、多数のスタジオミュージシャンが招かれており、重厚なアレンジが施されている。これまでは自身のバンドメンバーと共に制作してきたが、このアルバム以降は一流のスタジオミュージシャンを集めてレコーディングするというスタイルに変わっている。オリコンチャートでは初登場1位を記録し、70万枚以上を売り上げた。アルバム発売に先立ってのシングルは発売されなかったが、発売後の翌1994年4月25日に「星の指輪」がシングルカットされた。