女だって欲望があって、受け身なだけじゃない。愛を求める心は知らんぷりできない。感情暴露型の女性ヴォーカリストは今日巷にあふれているけど、愛する人に素直に甘えていいんだ、と教えてくれたのはCHARAだろう。待望のシングルはピアノ中心のナチュラルな3曲。CHARAはいつも鮮やかな色彩感覚をもって、瞼の裏の誰かに話しかけるように詩を綴る。だから“してよ”というたった3音で、心は痛いぐらい捉えられてしまう。愛娘へ贈る寓話のような(3)も切なくて美しい。ほのかな恋心を持つ人も、忘れてしまった人も必聴デス。 (谷口槙) --- 2002年11月号