「飛龍の月」

龍の如く飛び立つ
勇ましき戦人
死をも恐れぬ誇り
魂が叫び、こだまする

仲間を信じ生き抜く
無情な海で
終わりを愿うこと

過ちばかりじゃないさ
心ならあるから
そしてぶつかり合うほど
矛盾の波にさらわれる

星々が照らし出す
彼らの心の中
怖くないワケがない
大切なものがある限り

夜空を彷徨いながら
月を眺めた
君と海の上で

安らかな終わりを知り
故郷であるような 
冷たい鋼を撫でて
共に命を終わらせた

厳しさの中にあった 
真の優しさ
語り継がれてゆく

敗者だけが味わえる
静かな安息は

自然の摂理によって
言葉も無く幕を閉じた

終わり