凍えるような 白い月
身体に浴びて 過ぎる夜

瞳はただ 見開いたままで
溜息が 空に 舞うの

呟く声を 聞いていた
誰かが不意に 歌い出す

震える肩 抱きしめる人が
いつの日か きっと 来るわ

切なさだけ 募る 夜明け

今眠れぬ世界 まだ目覚めぬ世界
今争いを忘れ ただ祈ること覚え

凍えるような 白い月
身体に浴びて 過ぎる夜