深く息を吸って 吐き出したタバコの煙が ゆらゆら消えてく 東京23時 屋上にのぼって ひとり空を見てるキミの目は いつもどこか さびしそうだったんだ 上手くいかない事ばかりで 嫌になってしまうなぁ 色んなこと諦めながら 大人になってくボクを 笑ってくれ 星に届きそうな 月に刺さりそうな 夜に咲いてる 赤い電波塔 夜を切り裂く光 もう届かない声 ゆれる遠い記憶が まだ消えない 遠い夢の残像は ぼやけた輪郭のまま 空へと溶けてく 東京23時 散らばったコトバを かき集めては繋ぎ合わせても 触れたらすぐに 消えてしまうんだ 行き場のない心ばかりを 持て余してしまうなぁ 人混みを避けるように歩いて ひとりになってくボクを 愛してくれ 途切れそうな声が 夜空を駆け抜ける いつか届くと ただ信じてた ひび割れた世界に 零れた光の欠片 夜をそっと染めながら 今も胸を刺す 星に届きそうな 月に刺さりそうな 夜に咲いてる 赤い電波塔 夜を切り裂く光 もう届かない声 ゆれる遠い記憶が まだ 消えない ノイズにかき消されながら それでも聞こえた声 ぼやけた景色の先に明日が待ってる