雪が静寂をもたらして 江戸の街は 新たに染まる 真っさらな心のような息の中 足音よ 溶けてくれ 嘲りに耐え 困苦を忍び 裏切りに遭い 情けに引かれ 去った者もある 残ったものを結ぶのは 絆という真心 羽織を袖にして 冷えた槍をそっと持つ 雪の下にこそ 花は咲く 揺るがぬ心に 刀を宿し ともに進む道を 信じていこう 義のもとに集い 一つの道を信じてきた 凍てつく夜を凌ぐため 互いの心をつないで 名は残らずとも 咲く花となろう 露と消える命でも 桜は戻ると信じてる 未来は託せると 信じていこう 誓い合い 支え合い 助け合い ここまで来た 雪が闇を裂くその瞬間 先途がどうなるかは不明 耐え忍ぶ心が 未来の花を咲かせると信じ 見えない明日に 踏み出したい 桜は散る 雪よ消えてくれ 我らがそうなるために 別杯の時は来た 胸に旗を掲げ 門出の扉を 今開こう 人の営みは 一人のものではなく それは 過去と未来を 紡ぐもの 未来は 肩に乗っている もう煩いはない 全てを賭けて進み 誰かを支えていきたい 旅の終わりと 夜の帳に 決意を過去に 結んでいこう 見上げた空に 瞬く星 信じる勇気をくれる 現世を去っても 何かは残ると信じていこう 泉岳寺の鐘が鳴る 雪を消すその音 未来につながるようだ 我らの闘いが始まる