バス停の影で 黙ったままの 君の横顔 見つめてたの ねぇ、言葉にすれば 壊れそうな その瞬間(とき)を ただ抱きしめてた さよなら、雨音 君の声が 胸の奥で まだ響いている もらった傘も 置き去りにして 二人の影 流れるままに 小さな嘘なら 気付いていたよ だけどその目に 溺れたかった ねぇ、傷つくよりも 離れる方が 痛いなんて 知らなかったよ さよなら、雨音 君の声が 風にさらわれ 滲んでいくよ 濡れた足跡 消えてしまえば 君もきっと 忘れられるの? 夕焼けが落とす 影の向こう 追いかけたけど 遠ざかるだけ もう一度だけでも 抱きしめたいよ でも言えない、もう届かない さよなら、雨音 君の声が 胸の奥で まだ響いている もらった傘も 置き去りにして 君といた日 流れるままに 雨音消えて 街のざわめき もう君はいない…