[283.0]銀色の列車に乗り [283.0]三つ目の長い長いトンネルを抜けると [283.0]次の停車駅 無人の小さな駅 [283.0]見渡す限りそこは [283.0]一面の向日葵の花 ゆらゆら揺れる [283.0]太陽の国 光と黄色の世界 [283.0]西の空にはひつじ雲一つ [283.0]昨日までのもやもやを吸い込んで [283.0]ゆっくりと消えていく [283.0]発車のベルが鳴る [283.0]昼下がりの無人駅に陽炎は揺らめいて [283.0]列車はすべるようにゆっくりと動き出す [283.0]銀色の列車は走る [283.0]最初の深い深い河にかかる橋を [283.0]通り過ぎた頃太陽は傾いて [283.0]気がつけば線路沿いに 一面のアイリスの花 [283.0]夕日に照らされて [283.0]どこまでも続く青い光のライン [283.0]雲の隙間からレモン色の月 [283.0]渦巻いてる星座に囲まれて [283.0]少しづつ登ってゆく [283.0]地上を離れ 星降る夜を超えて列車は走る [283.0]何も心配はいらない ここで生きている [283.0]世界を駆け巡る