朝焼けの校舎、響くチューニング

同じリズムで心を整えて

譜面に並んだ音符たちが

未来へのメロディを導いていく

慣れない指使い、鳴らない音に

涙したあの日のことが蘇る

それでも諦めず、繰り返す日々

仲間とともに進んできた道

音が揃うその瞬間

胸の奥に響く鼓動

一人じゃできない奇跡のハーモニー

今、音色に変わる

ありがとう、この場所で出会えた日々

笑い合い、時に涙した時間

響き渡る音楽が教えてくれた

努力の先に見える光

夕焼け染まる校庭の風に

楽器を抱えた帰り道の笑顔

悔しさも、喜びもすべて詰まった

音楽室が僕らの舞台だった

コンクールの舞台に立つその時

震える手が汗に濡れていたけど

目が合った瞬間に感じた力

仲間の存在が背中を押した

重なり合う音の波が

未来へと続く道を作る

一瞬の輝きを信じて

心を音に込めた

ありがとう、この場所で紡いだ音

一人では描けなかった景色

舞台に響くその旋律の先に

未来が待っている

最後の音が静かに消えていく

涙に滲む観客の拍手

この瞬間がすべてだったと

心の中で呟いた

いつかまた、どこかで奏でたい

一緒に作り上げたハーモニーを

音楽は終わらない、この絆が

永遠に続くから

さようなら、それでも響き続ける

心に刻まれた音色の調べ

新しいステージでまた会える日まで

それぞれの未来を奏でよう

静かなホールに残る余韻

揺れるカーテンが最後を告げる

また新しいメロディを描きながら

音色の絆を胸に進む