霞(かす)む冬空 君を探して
手のひら残る微かな温もり
静かな放課後の教室(きょうしつ)で
交わした言葉がまだ響く
繰り返す風が連れてきた
\"Where are you now?\" と問いかける声
あの日の夢に触れるたび
明日(あす)への道が光を灯す
制服の影 遠ざかる駅
冬枯れの街 響いた足音
ひとつの景色がふいに蘇(よみがえ)る
忘れたはずの心の奥で
繰り返す風が連れてきた
\"Where are you now?\" と問いかける声
あの日の夢に触れるたび
明日(あす)への道が光を灯す
仕事帰りのホームで立ち止まる
あの日とは違う時間(とき)の流れ
でもどこかで君が笑ってるなら
この街も少し優しくなる
巡る季節に背中押されて
\"Here I am now\" と答えられる日々
遠ざかる記憶の先に見えた
新しい空を抱きしめて
道の続きはまだ終わらない
未来(あす)の景色が問いかける
君の声が胸でささやいた
「またどこかで会えるから」