やわらかな風が髪を揺らして
街に漂う春の香り
「もうすぐ桜が咲きそう」
何気ない世間話、君と並んで
午後の陽射しがぽかぽかして
少しずつ冬が遠ざかる
「暖かくなったね」と笑う君に
なんだか心も軽くなる
でもね、少し寂しい
冬みたいにくっつけないか…なんて
そんなこと、ふと呟いたら
君が微笑んでこう言った
「君とだったら、いつだっていいよ」
その一言が胸を染める
そっと伸びた手に触れた瞬間
心が春に包まれていく
坂道の先に見える並木道
つぼみがほころび始めている
「咲いたら見に来よう」
何気ない約束が嬉しい
君と歩けば、季節が変わる
何度も来た道さえも特別
握った手のぬくもり一つで
この瞬間が宝物になる
少しずつ近づいてく 春の予感に染まりながら
君の隣で笑うだけで
世界が輝く気がするんだ
桜の季節を待ちながら
君と歩く午後が続いてほしい
何気ない会話も、小さな仕草も
君とだから、愛しくなる
もうすぐ春がやって来る