[00:00.00]黒雪に散る天人花
[00:05.11]
[00:17.60]Voices:茅原実里、神谷浩史
[00:22.61]
[00:27.71]『降り積もる黒雪は、凶兆の嚆矢
[00:31.83]その雪の色をも視ることができない盲目の少女は、
[00:36.72]ただ声に誘われるまま、白の教会へ……
[00:41.73]さあ、歌いましょう?全てを取り戻すために---』
[00:46.05]
[00:57.51]
[01:06.43]凍てついた 黒い雪が舞う
[01:15.19]盲目の少女はただ 傷跡を隠すように
[01:24.21]
[01:24.73]余韻に満たされた想い 残像を宿して
[01:32.80]閉ざされた 宵闇の世界照らした
[01:37.49]微かなヒカリ 目指して
[01:41.26]
[01:42.54]失われた 幾千の理想(Ideal)
[01:47.21]壊れた瞳に消えた
[01:51.73]手の届くことのない現実(リアル) 求めて
[01:57.29]彼方にまで 往け———
[02:02.50]
[02:09.41]
[02:18.01]残酷な 遠い蜃気楼
[02:26.82]跪く少女にだけ 黒雪(ゆき)の果て誘うように
[02:35.53]
[02:36.23]緋色に輝いた月に 幻想を宿して
[02:44.35]奪われた 未来への希望示した
[02:49.01]小さな声を 手繰って
[02:52.89]
[02:54.07]救いのない 幾千の物語(Story)
[02:58.30]その一欠片でなんて
[03:02.85]終わらない この先のヒカリ 辿って
[03:08.34]闇を抜けて……
[03:10.74]
[03:11.16]『雪の中健気に咲く小さな天人花。
[03:15.15]少女と同じ名を持つその花は、弱々しく、今にも吹き飛んでしまいそうで……。
[03:22.82]少女は、その花を。そして自らを強く掻き抱くようにして、空を仰いだ』
[03:29.17]
[03:30.05]失われた 幾千の理想(Ideal)
[03:34.65]壊れた瞳に消えた
[03:39.20]手の届くことのない現実(リアル) 求めて
[03:44.73]彼方にまで さあ———
[03:50.00]
[03:51.00]『耐えるように咲いていた花も雪に溶けるように散っていく中、少女はやがて力尽きる。
[03:58.52]涙を凍らせたまま、声もなく叫ぶように』
[04:02.27]
[04:03.23]「夢見たヒカリに手を伸ばしながら……」
[04:05.40]
[04:07.12]「あれ、もう死んじゃうの……?」
[04:10.17]