[00:09.400]万雷の死が暗澹と 降り注ぐ不夜城を
[00:16.920]背にして二人は 走る――――
[00:26.020]「魔女に囲われていた一人の少年と一人の少女は、
[00:29.960]監視の目を縫うようにして脱出に成功する。
[00:33.860]共に囚われている者達を見捨てるような形で。
[00:38.060]けれど、いつか必ず助けられる機が訪れると信じて……」
[00:43.270]「振り返るな、足を前に運べ!」
[00:46.010]「わ、わかってるっ」
[00:47.770]気付いた時には 形振り構わず不意に駆け出していた
[00:57.660]折れていると思った心をまた 奮いたたせてくれた
[01:07.480]一人じゃない...互いの存在
[01:12.690]二人が逃げれば 残された者の処遇にどんな酷い 影響を及ぼしてしまうだろう?
[01:27.950]想像をすることさえも怖く
[01:33.120]必死に思考押し殺した――――
[01:38.070]月明かり その色彩は偽者の夜だけを染め上げて
[01:47.490]諦観めいた囀りを 最果てに照らしだす 無垢なる残骸を憂い...
[02:23.630]幾夜を徹して 街へ戻っても帰る場所なんてなく
[02:33.800]家族はもうどこにもいないのだと わかりきった事実を
[02:43.490]突きつけられ...言葉を失う
[02:48.820]旧知の誰かに 見つかることさえ許されないと知った
[02:58.830]魔女の元へ連れ戻されてしまう
[03:03.860]ゆっくりと眠ることさえできず...
[03:09.100]自由は虚空に掻き消え――――
[03:15.560]ah...遠く離れた 异国にまで逃げる路银もない二人 ah…
[03:24.570]この地から離れたとして 安寧の瞬間など訪れない
[03:34.960]身体に焼きつけられた 永遠に足枷となる消えない烙印
[03:44.910]その烙印を見咎められれば すぐに魔女に引き渡されるだろう
[03:55.770]立ち上がれ 未だ囚われ救いを待ち続ける友のため
[04:05.180]その意思だけは失くさない
[04:10.630]この傷に誓うんだ 夜天を睨んで
[04:15.910]月明かり その色彩は偽物の夜だけを染め上げて
[04:25.350]諦観めいた囀りを 最果てに照らしだす 無垢なる残骸を憂い...
[04:42.470]「ね、顔色が悪いよ?」
[04:44.800]「キミこそ真っ青だ。けど、いつまでも怖がってばかりもいられない」
[04:50.120]「もう、わかってるっての!」
[04:53.210]「仲間を助けると誓った確かな決意。
[04:57.310]これを一夜限りの自由になんてしないと、二人は中空を睨んで……」
[05:03.970]「一瞬でした決意など、一瞬で消えてしまうものだ――――」