丘をのぼって下界をみると 小さな世界がそこにある
ひとはあくせくどこへ行く ひとは疲れた足どりで
しかもひとはいそいでいた
丘をのぼって下界をみると 小さな世界がそこにある
ひとは命の絶えるまで ひとは短い人生を
しかもひとはいそいでいた
丘をのぼって下界をみると 小さな世界がそこにある
ひとは彼らの思うまま ひとは彼らの道を行く
しかもひとは目をつぶり
丘をのぼって下界をみると 小さな自分がそこにある
俺は生まれてこの日まで 俺の道しかみていない
しかも道はまだとおい
丘をのぼって下界をみると 小さな世界がそこにある
ひととひととはそれぞれの 道が出会うとすれちがう
しかもひとは泣かないで
丘をのぼって下界をみると 小さな世界がそこにある
俺はいそいでおりて行く 俺は自分の来た道へ
しかも俺はこの足で