[00:17.62]いつも少しだけ先生はコワそうに見えた
[00:24.87]君の背中が見えるあの席が私は好きだった
[00:34.18]
[00:39.96]午後の授業中に手を挙げた君を真似て
[00:47.41]答えもわからないのに私も手を挙げた
[00:55.87]昼間に見える月が好きなんだ…
[01:02.97]そう君は言った
[01:06.95]それからはいつだって
[01:10.33]青空に浮かぶ月を探した
[01:15.84]私は毎晩枕に耳を当てて
[01:24.04]私の胸の音を聴いた
[01:28.73]それはなんだか君の足音のように聴こえたんだ
[01:39.44]
[01:56.04]いつも君はどこか遠くを見つめていた
[02:03.39]私はついに 君の見てるものがわからずじまいだった
[02:11.96]部屋の明かりを消すと
[02:16.68]夜なのに外は明るかった
[02:23.04]昼間目立たなかった君が
[02:27.18]いっしょうけんめい夜を照らして
[02:32.12]私は毎晩胸に手を当てて
[02:39.87]心の中でちょっぴり泣いた
[02:44.91]それはなんだか月の足音のように聴こえたんだ
[02:54.99]
[02:58.89]片想いだろうがなんだろうが
[03:03.23]学校に行けば好きな人に会うことができた
[03:10.62]それが当たり前だった
[03:14.71]勇気が無くて言えずじまいでも
[03:22.25]いつかは言える
[03:25.77]そう信じていた
[03:29.11]夏が過ぎ秋が来て また冬を越えたら…
[03:34.54]
[03:42.13]…でもそれは ずっと
[03:46.55]そう ずっと言えずじまいで 二度と
[03:53.85]もう二度と会えなくなった
[03:57.69]私は今でも眠りにつくたびに
[04:05.32]君の足音を思い出すんだ
[04:12.56]月の足音のように聴こえるんだ…
[04:21.05]